今日の練習日は3月11日。

東日本大震災から10年の日。
その間どれだけ東北の地震に関心を持ち続けられただろうかと、自分自身を問い直す日でした。

私たちは14時46分に黙祷をし、その後「花は咲く」をみんなで歌いました。今までに歌ったのとは違った深い思いで歌えました。

10年前の14時46分みんなはどんな事をしていたのかを話しました。
殆どの団員は揺れにも余り感じずテレビからえらいことやってんなと、全く他人事でした。
ただ今回新しく団員になられたYさんは東京で、23階のビルでの会議中でした。隣のビルがゆらゆらゆれる大きな揺れに、「もう死ぬ！」と思ったことは10年たっても忘れられないと、話されました。

こんなに体験の異なる方が、むろうコーラスに入ってくださって、金峯山寺奉納に向けて、お地蔵さんの組曲をみんなで練習をしているというこの時間。

荒井先生は「この不思議なご縁をむろうコーラスは大事にしあってこれからも練習に励みましょう！」と話してくださいました。
今日の日のお蔭で、大事なことに気づかせてもらった3月11日でした。

(団員F)