NPO法人 音楽の森 公式ホームページ

荒井先生オーストラリア紀行記⑧(6/3)

皆さん……
いよいよシドニー空港離陸致します❗
素晴らしい経験の二週間の滞在、皆さんのご理解あっての事です。心より感謝です‼️
今までの私の人生で、沢山の旅をして参りました。その度に、語りきれない感動をして、沢山の影響を受け、私の中で何かが変わっていくのです。


28歳で生まれて始めてひとり旅をしたオーストラリアニュージーランド……そしてインド……一年の間にこの国たちが私を今に繋いでくれました。その後も、アメリカやヨーロッパ……ひとり旅で、音楽との出会いがあり、今の合唱団の土台になっているのです……


当時 ピアノを教えていた私は、その教本であるグローバーミュージックビレッジがある、アメリカのポーツマスを訪ね、子どもたちが訪れる練習場の台所つきの小さなホールや個人レッスンのコテージに憧れたものです。帰国後早速、郡山の自宅を解放して、小さなスタジオを作り、当時舞台でご一緒した永六輔さんがこけら落としに、三ヶ月後には中村八大さんも来られ……
ニューヨークのオフブロードウェイのミューしかルを見た感動は、良弁杉のミュージカル制作繋がり……その後も沢山のミュージカルが生まれました。


自分自身が、『鳥の目』となって世界を見ることが、実は、『蟻の目』がとても必要だと言うことの気づきでした。やがてそれは、わらべ歌となって音声館となり、シドニーで学んだ音楽療法が、奈良市の音楽療法導入に繋がり……
オーストラリアの羊やカンガルーがいる田舎でのまつぼっくりのホームステイは、過疎の村でのわらべ歌採譜に繋がり……室生コーラスに繋がり……
インドでの仏跡の旅は、奉納コンサートに繋がり……

そして、歳を重ねてきたら、ひとり旅で曲作りをする素晴らしさを経験、ギリシャやインドでも沢山の歌が生まれ、CD にもなりました。
今回も、カウラでの貴重な経験は、歌となり、皆さんに聞いて頂く日が待ち遠しいです。ひとつは、日本人の兵隊さんの墓地を大切にしてくれているカウラの子どもたちに贈る歌……もうひとつは、10日間滞在させて貰ったカウラの日本庭園に捧げる歌です。


音楽をするものは、いつも自分自身をピュアに、そして感動できる心を忘れてはならないものです。今回のひとり旅は、、自分と向き合い、オーストラリアの自然や人々、オーストラリアの人々の生活スタイル……自然とのつきあい方……本当に様々なことを感じて、感動して、栄養として帰国です‼️
今は、機上の人となりこれを皆さんに遅れるのは、夕方の羽田になると思います。まだ南半球のうちに皆さんに今の私の心境を伝えたくて、とても長くなりましたことお許し下さいね。
では……食事が出ましたので、久々のサントリーのプレミアムモルツで、ひとり乾杯いたします‼️

(6/3荒井先生からのLINEより)