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荒井先生オーストラリア紀行記③(5/25)

皆さん、今日は満月!
昨日は、念願の子どもたちにやっと会えました。


カソリックの学校で、幼稚園から高校まで……その中で、日本の歌を歌いたい!と手を上げてくれた子どたち40人位でしょうか……何と小学生1.2年生と、思春期、反抗期の高校生たち……やりがいのある子どもたちです。


最初に間違っていった公立高校では、アボリジニのダンスの練習中聞けば、明日の日曜日は、Sorry Day ……これは、和解の日で、オーストラリアでは、先住民であったアボリジニとの辛い歴史の中で設けられた記念日だそうです。


色々準備をして下さったたず子先生とは、明日でお別れ、いよいよ来週からは、学校での指導が始まります。こちらに来るまでに学校の事など、総領事からの紹介なので、すんなり学校に行ける……と思っていましたが、学校関係や宿泊のガーデン関係者のアフタヌーンティーをして、人脈を持たないと、いろんなお世話をしてくださる方々の調整がとれないこと……兎に角勉強です。日本のように、電話一本で段取りができるのは、稀なことなのです。


学校の後は、やっと日本人墓地にお参りに行けました。これもカウラ到着すぐに行きたかったのですが、自分の車もなくその段取りが……勿論最初に、隣のオーストラリア兵の方々の墓地でお参り、オーストラリア国歌ウォルティンマチルダ奉納  そして日本人墓地に……沢山のお墓が、大木のもとに整然と並び、お一人ずつにたず子先生とご挨拶致しました。


そこに、何と小学校一年の女の子とお母さんの姿が……嬉しくなってお話を伺うと、この町では学校でこの歴史をしっかり教えていて、ここがとても大事な場所であることを伝えているそうです。結構地元の人々が、少ないですが次から次への来られ、私はその姿に胸を打たれました!オーストラリアの方々の優しさに触れ、今回のテーマである『愛の架け橋』の使命をしっかり感じとりました。


今日は、朝から長距離バスで6時間かけて、キャンベラまで……たず子先生のご紹介で、オーストラリアの鈴木大使ご夫妻からのデイナーのお誘いを受けバスの旅です。
インドでは慣れている長距離バス移動ですので、羊がいる秋の広大な風景を見ながら一路キャンベラへ……
オーストラリア特派員敦子でした

(5/25荒井先生からのLINEより)