まつぼっくり音楽の森の会(まつぼっくりファミリー合唱団)

1月14日(日)「二月堂良弁杉」トークイベント

本日、音声館ホールで荒井先生と上司永照東大寺執事長のトークイベントがありました。
音楽の森合唱団の20人が参加しました。

荒井先生はミュージカル「二月堂良弁杉」の制作秘話をあつく語られました。
幼少期、お祖母様、お母様と二月堂に頻繁にお参りをされ、その度に良弁僧正の物語を聞かされ、刷り込まれたストーリー。

「良弁杉」をミュージカルにしようと、市民参加、周りの方を巻き込み、皆さんの力がギュッと凝縮されました。

人々の手作りでやることに価値があります。
曲はほとんど一晩で書き上げられました。嬉しくて、音楽が溢れてきたそうです。
「南無観」を永六輔さんが褒めてくださり、自信がついたと。

ゲストの飯田惣一郎さんは9歳で初めてミュージカルを見て心つかまれ、オーディションを受けて10歳から出演。日大芸術学部の入試でも「良弁杉」の曲を歌われました。今は俳優、そして今回のラスト4公演の演出をされています。

上司永照様は素敵なお声で修二会の声明を聞かせてくださいました。

二月堂のご本尊、秘仏の十一面観世音菩薩樣に人々の罪や過ちを懺悔し、天下安泰、風雨順時、五穀豊穣、万民の幸福を祈って、観音様を称え、唱えられる「南無観」を聞かせてくださいました。
ナ〜ム〜カ〜ンが変化していき、ワクワクするトランス状態になり、クライマックスから、五体投地………
二月堂の深夜日付が変わる頃にしか聞くことのできない声明の一部を聞かせて頂きました。

イベント最後の、劇団「良弁杉」による劇中歌「南無観」の大合唱は圧巻でした。

29年間、関わって来られた方々の思いのこもった「二月堂良弁杉」最終公演(2/18 11:00〜荒井先生が指揮されます)、受け付け開始30分でソールドアウト。再演して頂きたいですね!!

1月15日の奈良新聞に掲載されました。