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7/10森への贈り物コンサート(薬師寺)開催

昨日からの雨もあがり、とてもいいお天気になったこの日、

森への贈り物コンサートを薬師寺様の食堂で開催させていただきました。

 

コロナ禍の中、コンサート活動が思うようにできない中で始まった、「森への贈り物」という企画。 

音楽の本来の姿に立ち戻り、奉納・祈りをテーマに活動してまいりました。 

2年前に、映像作品vol.1 龍王ヶ渕(宇陀市)から始まり、今回が9回目の奉納コンサートになりますが、奈良市内で行なわせていただくのは初めて。

 

荒井理事長が40年前にまつぼっくり少年少女合唱団を結成した時から、故高田好胤和上にたくさんの事を教わり、御支援していただいておりました。 

理事長にとって、そして音楽の森にとって原点のような場所。 

そこで奉納コンサートをさせていただける有難さを感じながら、出演者・スタッフ、気持ちを一つに臨ませていただきました。 

 

 

ピアノ(2台)、トランペット、サックス、ギター、パーカッション、尺八、和太鼓に歌が加わり、 

和と洋の楽器が融合した曲の数々。

 

まず、ピアノの宮川真由美さんが作られた「協」という曲に続き、特別に薬師寺僧侶の皆様にご協力いただき、般若波羅蜜多心経を唱えていただきました。

ミュージシャンの演奏と共に、ここでしか聞くことができない、とても貴重なありがたい般若心経でした。

 

 

荒井理事長が作詞作曲、遣唐使の物語を歌った「風に向かって」「故郷へ帰る」も初披露。

田渕俊夫先生が描かれた、食堂内の50メートルにわたる壁画「仏教伝来の道と薬師寺」からインスピレーションを受け、薬師寺松久保伽秀様からもお教えいただきながら作ったこの曲は、お越しいただいた皆様から大きな拍手をいただきました。

 

皆さんよくご存知の曲から、ウクライナ民謡まで、様々な曲に祈りを込めて演奏し、 

南かおりさんが作られた朗読「薬師寺物語」、そして最後は 

再び僧侶の皆様に御出演いただき、薬師寺大講堂落慶慶讃法要(平成15年)の際に荒井理事長が作曲した「白鳳伽藍のうたごえ」でしめくくりました。

 

 

今回、食堂での開催をご理解くださり、多大なご協力をいただいた薬師寺様に改めて、感謝の気持ちでいっぱいです。 

本当にありがとうございました。

コンサートの様子を収めたDVDが、8月末に発売されます。(3,300円) 

ぜひ、ご自宅でもお楽しみください。

※食堂内は通常は撮影禁止となっております。

今回、特別に撮影とブログ投稿の許可をいただいておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。