2月23日、荒井敦子理事長が初めて脚本を手掛けた創作ミュージカル『川を流れてきたお地蔵さん』が、奈良市ならまちセンターにて上演されました。
ここ数週間の全国的なコロナウィルスの拡がりで自治体主催のイベントが中止や延期になるなか「お見せするのは今しかない」という関係者全員の強い思いの下、演者と裏方全員が「ワンチーム」で臨んだ公演でした。お蔭様で1部、2部ともに満員御礼でしたが、衛生・健康面を考慮し、来場者全員にマスクを配布し着用を促し、入場口前では手にアルコール消毒をさせていただくという形をとらせていただきました。
ストーリーは、宇陀・三本松を舞台に、川の氾濫で流れ着いた地蔵菩薩が、江戸―明治と時代を超えて、村人たちを見守りながら色々なご加護をもたらすという内容です。2年前に「むろうコーラス」の皆さんが音楽劇で披露したものをベースに、今回約90分のミュージカルに昇華しました。
約8か月に及ぶ稽古を通じて、深い絆で結ばれた出演者たち。そして出演者を支える演出、音響、写真、照明、舞台進行、衣装、会計、事務スタッフの裏方たち。今回のミュージカルを通じて彼らが伝えたかった「生命のメッセージ」は、今日のお客様にしかと受け止められたと確信しています。
「昨年の4月13日からはじまり、まさに10月10日をかけて完成。私自身も脚本が初めてで、出演者の皆さんもほとんどがミュージカル初心者ばかり。そんな中で挑んだ今回のミュージカルは難産でしたが、それでも今日の日を無事に迎えることができたのも、演者さん、裏方さん、応援してくださった支援者の皆さんのおかげです」と荒井理事長。
以下は、ミュージカルのダイジェスト版です。観られてない方はもちろんのこと、当日ご参加された方も、あの興奮をもう一度体験ください。